2018年に日本陸上競技連盟から競技者育成指が示され、各年代の陸上競技の取り組み方の見直しが行われました。
近年、小学生では陸上競技においても、以下のようなことが問題になっています。
早期から中学生・高校生のような本格的なトレーニングを開始してしまう | |
練習日数や時間が長くオーバートレーニング傾向である |
小学生のうちから競争や記録を求めすぎ、その後低迷するジュニア選手が日本には多く、これを改善すべくこの時期の子どもにとって一番必要な陸上のかかわり方を目指すことになりました。
私たちワールウインド陸上クラブでは、この指針に沿った指導を小学生の子どもたちに行い、安全で正しいスポーツ活動の機会を提供します。


小学生の子どもたちは発育発達の個人差が大きい時期であることから、他者との比較や競争だけではなく、自己の記録にチャレンジする「楽しさ」を味わうこと、そしてその楽しさを通じて自己効力感を養うことがスポーツ活動を継続する上でとても大切になります。
クラブでは定期的に陸上競技の種目体験(走り幅跳びやハードル走)、体力テスト(50m(100m)走や立ち幅跳び・スキップ走など)を実施し、それぞれの目標やチャレンジすることを楽しむためのプログラムを実施しています。
一般的に運動神経といわれるスポーツスキルや心身のバランスをとり「身体リテラシー」を向上させることが大切です。
まずは週1回の練習参加から初めてみましょう。
子どもたちは、運動神経の発達と様々な運動動作の習得を目指す時期と言われています。
陸上競技においては、走動作や投動作の基本的なフォームの他、「素早く・機敏に動く」といった身体をコントロールする技能は、この年代に著しく発達するため、多くの運動能力の獲得を目指した方が良いと言われています。

スキャモンの発育曲線にならう通り児童期には様々動作の習得(神経系の構築)が行われるため、この時期にスポーツの基礎となる多様な運動形態を経験させることが良いと言われています。これにより二次成長以降、発育による体力増加に伴い多くのスポーツ種目への可能性が開かれます。
クラスや学年で50m走のタイムなどが良く、そのまま短距離を伸ばしたい!と希望される生徒さまや、保護者の方もいらっしゃいます。 小学生の子どもに数kmに及ぶロングジョグや長距離選手の行うようなインターバルトレーニング(同じ距離を何度も繰り返し走るトレーニング)などは骨や臓器が未成熟な小学生に行わせることはあまり好ましくないとされています。ひとつの種目を専門的に指導して欲しい
しかし、現在のトップ選手には「初めは他の種目もやっていた」というケースが多くみられることからこの時期のジュニアアスリートにはその後の可能性を広げるために様々な種目のトレーニングを実施させることが大切になっています。持久走が得意なので長距離を専門的に習わしたい
これらの種目は二次成長を迎える中学生期以降で少しずつ始めるのが良いとされます。
また、小学生の全国大会でも800mや1500mは行われず、2019年度からは個人種目が100mの他にハードルと走り高跳び・走り幅跳びとジャベリックボール投げの二種類の二種目混合競技の合計3種目となり、より走る・跳ぶ・投げるをバランスよく習得することが大切となります。
体験参加は随時募集しています!皆さまのご参加お待ちしております。