2018年に日本陸上競技連盟から競技者育成指が示され,各年代の陸上競技の取り組み方の見直しが行われました。
近年,陸上競技をとりくむ小学生において下記のようなことが問題になっています。
早期から中学生・高校生のような本格的なトレーニングを開始してしまう【早期専門化】 | |
練習日数や時間が長く【オーバートレーニング】傾向である |
「勝利至上主義」「早期専門化」といった小学生のうちから競争や記録を求めすぎ,その後低迷するジュニア選手が日本には多く(※)子どもたちにとって一番必要な陸上のかかわり方を目指すことになりました。
私たちワールウインド陸上クラブでは,この指針に沿った指導を小学生の子どもたちに行い【’安全で正しいスポーツ活動】の機会を提供します。
ワールウインドACと他の陸上スクールのちがい
選抜型のクラスはおこないません | |
「選手コース」などの選抜されたクラスをもうけるスポーツスクールは多いですが,当クラブでは【全員がそれぞれのペースでレベルアップする】目指してトレーニングを行います | |
【勝つ】が目的の競争はおこないません | |
非競争主義ということではなく「勝つことが目的」にせず競走を通じて自分のなかで工夫すること,成功(失敗)したときの「体験」を大切にしています | |
早期専門化・オーバートレーニングをさせません | |
児童期の発育・発達あわせて,種目をしぼらず年間を通じて様々な運動を取り入れています身体にかかる負荷を分散することでオーバートレーニングをふせぎます |
スポーツを熱心に指導するスポーツスクールほど「知らず知らずに」子どもたちを過度な競争やトレーニングを取り組ませていることがあります。
私たちはこのような現状を一度見直し,本当に子どもたちに「あるべきスポーツスクール」を目指した活動内容を提供しています。
ワールウインド陸上クラブではスポーツの「習いごと」としての陸上競技ではなく,子どもたちが本来もつ「チャレンジする楽しさ」を味わいながら通いやすいスクール運営を目指しています。
料金均一サブスクリプション制・参加できる日にたくさん来てください! | |
週〇回コース・●●曜日コースなどを設けず,お好きなタイミングで無制限に練習参加が可能です。陸上競技に興味をもった生徒さまがたくさん参加できる機会をサポートします | |
上達を通じて「問題解決能力」を学ぶことを大切にしています! | |
運動能力を高めるだけの活動はしません。陸上競技は【個人競技】×【記録系競技】のため,一人ひとりの「成功体験」を自分なりの工夫で導き出せるような指導をしています | |
本当の『陸上競技』を競技を学べる!文字通り「全種目」実施します | |
走り方だけを指導することや,リレーや鬼ごっこ中心のスクールにはせず,「陸上競技本来の楽しさ」を伝えられる指導員があらゆる種目を指導してまいります | |
スポーツ活動を通じた『心育て』多世代交流を大切にしています | |
総合型のクラブ形式を活かし,小学生だけでなく中学生以上など他の世代と協力して活動を実施することもあります。色々な人と交流して学ぶことも大切にしています |
活動内容
17:00 | あいさつ・ウォーミングアップ(ジョギングやスキップ運動など) |
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17:20 | 動的ストレッチ運動やコーディネーション運動 |
17:40 | 月の単元に沿ったメイン種目運動(例:走フォームづくり,ハードル走,走幅跳など) |
18:15 | まとめの走練習(30m〜100m程度を数回) |
18:30 | 片付け・あいさつをして終了 |
私たち指導スタッフは,失敗を叱責することは絶対にせずたくさんのチャレンジをさせます。
また,自分の中の全力(力が出やすいフォーム・リズム感を身につける)を出せる声かけを行います。
そして,より陸上競技や活動内容への関心を高めるための活動を行っています。
たとえば,陸上競技にかかるニュースや種目を解説したプリント配布(練習ファイルをお渡ししています),集めると楽しい「記録カード」,年1回の目標づくりなど,多岐に渡るアイデアで子どもたちと陸上競技を楽しんでいきます。
長い人生の中で,スポーツを真剣にできる期間は短い方が多いです。
私たちは将来の健康的な身体づくりのため,そして『陸上競技ファン』を増やすことを大切に子どもたちにスポーツを指導しています。もちろん,競技選手を目指していきたい子どもについては,中学生期以降のクラブチーム活動に移行したタイミングで本格的なトレーニングをスタートしています。
たとえば,クラスや学年で50m走のタイムなどが良いので,短距離種目を専門に指導してほしい!と希望される保護者の方もいらっしゃいます。 小学生の子どもに数kmに及ぶロングジョグや長距離選手の行うようなインターバルトレーニング(同じ距離を何度も繰り返し走るトレーニング)などは骨や臓器が未成熟な小学生に行わせることはあまり好ましくないとされています。ひとつの種目を専門的に指導しないのはなぜか
しかし,現在のトップ選手には「初めは他の種目もやっていた」というケースが多くみられることからこの時期のジュニアアスリートにはその後の可能性を広げるために様々な種目のトレーニングを実施させることが大切になっています。
実例として,2019年度より個人種目が100mとハードルと走り高跳び(コンバインドA)・走り幅跳びとジャベリックボール投(コンバインドB)の二種類の二種目混合競技の合計3種目となり,走る・跳ぶ・投げるをバランスよく習得することを目指した方針に転換しています。子どもの長距離走についてクラブの考え方
これらの運動は二次成長を迎える中学生期以降で少しずつ始めるのが良いとされます。
また,小学生の全国大会では過去に実施されていた800mや1500mは廃止されています。
なお,クラブでは持久性を高める運動自体は随時おこなっており(サーキットトレーニングなど),長距離走にも関心がもてるような機会(トラックや公園走路1周,地域のロードレース参加)も設けながら過度なトレーニングならないよう配慮しております。
体験参加は随時募集しています!皆さまのご参加お待ちしております。
小学生スクールのInstagramです!活動の様子などをアップしています!